
本格的に軽井沢の観光開始!
軽井沢到着の翌日、本格的な観光のこの日は、朝から晴天!!!心配していたいた妻の腰痛もなんとか引いたようで、観光には差し支えない模様。・・・でも、ある程度無理しているハズなので、口には出さないのだろうけど、常に表情から読み取って、少しでも疲れが見えたら、観光を打ち切ることに僕の心で勝手に決めた。
いつものことなのだがしっかり朝風呂して、人工温泉(*001)で髪とお肌がすべすべになった爽快感でペンションを出る。太陽は朝から、真上にあり陽光を降り注いでいる。肌の上をすべる風が気持ちいい!!ペンション周りの普通の住宅街を抜ける途中で、桜が咲き誇っていた。高原気候は花々の開花時期を、僕たちが普段過ごす季節感から、強烈にタイムシフトさせる。
本格的な観光の前にまず向かったのが、昨日行ってみた「軽井沢プリンスショッピングプラザ」ウエストエリアの「ブライダルサロン オリオン」!!
ここはウエディングドレスのレンタル衣装を着て、写真撮影がリーズナブルなお値段でできる。一人3,150円(税込み)だ。昨日、妻と見つけた時点で、明日一番ペンションの朝風呂の肌つやつや!化粧のりのいい時に、行って写真を撮ろう!ということにしていた。僕たち夫婦は、まだ結婚式を挙げていない。僕の実家に行ったときに、行う予定の手はずとなっているが、様々な諸事情・・その多くはわれわれのダイエット待ち・・があって、そろそろ結婚2周年を迎えるというのに、比較的のんびりとした長期的展望のウェディングプランになっている。
それで今回は練習に持ってこいなので、さっそくチャレンジしてみた次第。サロンの店内はとても忙しそうに人々が歩き回り、お客は最初誰も声をかけられない雰囲気。しかもお店の人に声をかけると、何のことでここに来たのかしら?!と不思議な表情で対応される。他の対応を見ていても、おおむねそうだった。ウェディング衣装を着て、写真撮るために決まっているハズなのだが。またショップ店員と設備が、撮影希望の客に対してあきらかに不足しているようなので、捕まえて対応してもらうのもたいへんだが、僕たちの場合は比較的すんなりと対応してもらって、1時間待ちの後、無事衣装に着替え、撮影を行うことができた。(*002)
担当の店員のコが、これがまたしらっとした今時のコ(*003)だったので、とにかく配慮が足りない・・・。デジカメや携帯電話を渡して撮影をお願いしても、アングルがちょっと適当・・・。1年勤務しているというからには、もちっと気をつけて撮影して見てはどうかな。妻とは気が合うようで、試着室で妻のきゃぁきゃぁ言う声が激しく聴こえてくる。そう、妻はこの手の対応に乗せられやすい。
それから、店員の中に中年のオバさん(サロンのオーナーか・・?!)がいて、対応がかなりぶっきらぼうだったことを付け加えておく。本人は親近感の演出とナメられたくないといった感じ、そして素の性格から、あのような対応をしているのだと思うのだが、あれではかなりの観光客がムッとするのではないか?!そのオバさん担当員が妻に漏らすには、「この間来たオバサンのお客さんに、オバサンと呼ばれて、あんたにオバサンって呼ばれたくないわよっ!って思ったのよ。」と言っていたのだが、だってあなたオバサンですからっ!そのお客のオバサンもちょっとカチンっ!と来ていたのかもよ。。。(*004)
とにかくまたたくの間に撮影は終了して、二人で6,300円(税込み)を支払って終了。普通の写真屋のウェディング衣装撮影サービスほど本格的なものより断然安いが、着るものかぶせて写真撮るだけのこの商売で、この料金はやはりおいしい粗利の上がる商売だ。
先日テレビでこのブライダルサロンが放送されたらしく、僕たちの対応中、けっこう途切れることなく、申し込みがあった。・・・式挙げない人が多いのね。
男性の僕にとっては気の疲れる衣装撮影がやっと終わって、ほっと一安心・・。今回の簡単なサービスで衣装を着るのだけでも、あんなにたいへんなので、挙式やそれに向けての準備や配慮は、ほんとにたいへんなイベントだと思う。ほんとっ、いい意味でも悪い意味でも、何度もするもんではないですな。。。ふぅ。。。
本格的な観光を始める前に、アウトレットの敷地内中央にある「芝生のひろば」で、大の字になって一休み。。。腹、出てますな。昨日とは打って変わって、気温はカラッっと上昇中!気持ちいいのだけど、やっぱり寒暖の差が激しいので、特に女性は気持ちいいけど疲れたり体調を壊すといったアンバランスな状態になりやすいと思う。
でもこの「芝生のひろば」は最高に気持ちよかった!!!!新設された軽井沢の観光ポイントだが、人々がゆったりと軽井沢の雰囲気、気候、自然、太陽と風に触れるには、間違いなく1番のところだと思う。(*005)
「芝生のひろば」でずっとゴロゴロしたいのはやまやまだけど、すでにお昼なのでさっそく観光するべく、それに必要な足回りのためにレンタルサイクル屋さんへ。
軽井沢に到着すると、駅周りは、このレンタルサイクル屋と不動産屋ばっかりなのに、気付かされる。不動産はともかく、軽井沢では、観光にこのレンタル自転車は欠かせない。だから、まぁ一般庶民としては庶民らしく、数あるレンタルサイクル屋の中から、一番安いところを見つけ、そこで足回りを固めることが第一のミッションとなる。実は僕はペンションで、一番安いレンタルサイクル屋さんを聞いていた。そして紹介されたのが、このママダサイクル!ペンション人に、「ペンションの名前を言ってくださいね!」と含めるように言われたものだから、そこにミソがあると思った僕は、ママダサイクルでペンションからの紹介であることを告げて、値段交渉!!
すると対応してくれたおばあちゃんが、人のよさそうな笑顔を浮かべながら、告げたペンションの名前を呪文のようにぶつぶつ繰り返しつつ、一生懸命いくらで手を打とうか必死に頭の中で折り合いのつきそうな数字を計算し始めた。・・・待つこと、1分。青空爽快気分の軽井沢にあって、必要以上な値段交渉をする気がまったくなかったので、笑顔の素敵なおばあちゃんの言い値で、借りるつもりだったので、900円の言い値でOK!もちろん相場より、お安い、ありがとう!おばあちゃん!(*006)
ちなみに軽井沢のレンタルサイクル屋の一日レンタル料金の通常価格は2000円ぐらいだったと思うが、どこのお店もサービス感を強調するために赤札で別の料金を出しているので、1050円〜1300円ぐらいが実際の相場だ。ゴールデンウィークだけの相場なのかもしれないが。なのでママダサイクルで今回のレンタル料金は、さらに割安といえる。
観光の足回りを装備すると、こんどは腹回りのエネルギー補給だ!!軽井沢グルメを堪能したい気分100%だった僕らは、決めてあったハンバーグレストラン「ガンボ」に借りたばっかりのレンタル自転車で猪突猛進!!
しばらく走った後に案内ガイドを確かめてみると、なんとお目当てのガンボは、ママダサイクルの2、3件横(だったと思う・・)ではないかっ!すぐに妻と戻って、無事お店の外に、自転車を止める。
と、その瞬間、ガラガラガッッシャーンと後ろで音がしたので後ろを振り返ると、観光客のやはりレンタル自転車に乗った女の子がコケていて、そこら辺に止めてあった自転車を派手に将棋倒しで数台倒しまくっていた。
「は、恥ずかしいっっっ!!!」を立ち上がりながら、やたらと絶叫する女の子!ハンバーグに後ろ髪を引かれながら、僕は倒れた自転車を立て直す。妻には腰が心配なので、手伝おうとしたのをやめさせた。それにこの方が何かすると、つとめてさらなる災害が発生しないとも限らない危惧もありますから。
レンタルサイクルって、いつも乗りなれている自転車でないので、慣れるまで違和感を感じるだろうから、こんなことも起こりえる。自転車をすべて立て直して、店内に入ろうとする時に、コケた女の子がまだ頬を上気させながら、「ありがとうございました。」と礼を言う。
僕はつとめてさりげなく、笑顔の中で歯をキラリっとさせて(の気分)、「気をつけて」と返し、爽やか気取り全開で、妻を伴って店内に入った。「軽井沢、爽やか、ふれあい」、は常にこの地にあって携帯したいアイテムだ。(*007)
ガンボのハンバーグ、棒状のハンバーグは、予想したよりちょっと小さかったが、お昼の食事量としては、これぐらいがいいだろう。軽井沢に来て、ここでやっと地元の味に触れた感じ。付け合せのジャガイモ、コーン、にんじんもおいしく深みがあって同時にさっぱりとした缶詰モノにはない風味が堪能できた。
もちろんこだわり信州牛のお肉もいうことなしで、粗引きで弾力が抜群のある歯ごたえとデミグラスソースが絡んで、僕と妻は、やっとしっかりしたものを食べた感じで満たされた。観光ガイドのフリーペーパーにたまたまクーポンが付いていたので、クーポンを付けて現金払いで清算すると5%オフになった。(*008)
なんだかんだ言っても、ここからやっと本格的に観光をすることに。近かったこともあり、まず恥ずかしいぐらい軽井沢の定番中の定番観光スポット、旧軽井沢銀座通りへ。(*009)
通称、旧軽銀座!人!人!人!人だらけだっ!原宿の竹下通りを思わせる。とってもはるか昔、社員旅行で訪れたころ、竹下通りと同様、人気とタレントショップが多く出店されたいた。もちろん、いまは一軒もないが。社会現象のその時その時の波に乗りつつ、竹下通りやこの旧軽井沢銀座通りは、その装いを変えてきたのだ。
で、いまはどんなものが主流かと言うと、やっぱり地元系自然食材を扱うお店。竹下通りの方は、どうだかわからないが。
旧軽銀座にあって、コーヒーの名店ミカドコーヒー。
えらく庶民には近寄りがたいネーミングだが、別に裃(かみしも)つけた殿がずいっずいっっと、豪華絢爛振袖姿の姫がしゃなりしゃなりとお出でになるわけではなく、非常に庶民がおたわむれになっている感じのお店。(*010)特にコーヒーを飲みたい気分ではなかったが、店頭で販売されているソフトクリームに、妻が惹きつけられた。
ちょっとコーヒー色かかった、大きめのソフトクリームをしっかりにぎっっと掴んで、うれしそうに直ぐに口に持っていく妻。・・・ちょっと写真くらい撮らせてくださいよ。食べかけより、画面が引き立つと思いますから。
味はしっかりコーヒーといった感じではなく、とても上品な風味を感じる程度のなめらかなソフトクリームだった。お値段も庶民的に親近感いっぱいの300円(税込み)。
たまに今でも、口ひげの立派な武家出身の貴族が来店した折には、妻に「そちも一つ、いかがじゃ?ミカドよりソフトなるクリームを賜ろうではないか?」と言っているとかいないとか・・・。
